ワタシの中では,もう定番と化している地元のバー「Bar DOVECOT」。
既に何度か通っているのですが,一つの独立した記事にしていなかったなぁと,あらためてエントリする次第です。
・Bar DOVECOT バー ダブコット
リンク先はサントリーのBAR-NAVIなのですが,そこで分類されているバータイプは「オーセンティックバー」。
オーセンティック(authentic)とは,「本物である」とか「正統的である」という形容動詞。
その形容どおり,ほのかに薄暗い照明,ほどよい狭さの空間,そしてゆったりと落ち着いた雰囲気。
まだまだBAR巡りが少ないワタシですが,このBar DOVECOTがすでに一つの指標になっているくらいです。
ロイヤルパインズホテルの前にある小道にある,お気に入りの沖縄料理「あじと」があるビルの3Fで,隠れ家っぽく営業しています。
田中アップルさんが導いてくれなかったら,入れなかったかも(^^;
写真の看板にあるとおり,開店は1999年。
(1999年7月18日だそうです)
個人的にお気に入りなのが,特徴的な凹凸のあるカウンターのコーナー一面に張り巡らされた,レザーの柔らかな感触。
ひじをついても痛くならず,肩肘張らずにゆったりとお酒を飲むことができます。
もちろん,ひじをつきながらお酒を飲んでもマスターには怒られませんので(^^;
そのマスターは秋山裕司さん。白のバーコートが似合います。
カミサンいわく,声が森本レオに似ていると。
そういえば穏やかで優しい雰囲気も似ている気が・・・ !?
秋山さんの経歴ですが,実は元高校の英語教師とのこと(!)
その後翻訳家を経てバーテンダースクールに入校し,銀座の有名店「MORI BAR」の毛利隆雄さんに飛び込みで弟子入り。
そして浦和でBar DOVECOTをオープンされたそうです。
(開店の際は,毛利隆雄さんも来店されたとか)
店名の「DOVECOT」とは,英語で「鳩舎」のこと。
平和のシンボルである鳩が羽根を休める鳩舎のような,「平和の使者が集う場所」でありたいと願う秋山さんの思いを込めたネーミングだそうです。
・・・ということで,初めて(そしてようやく)カミサンを地元のBARに連れてきたワタシ。
まぁ好きなものを飲んでと「ハイボール」をオススメしたいところでしたが,カミサンの注文は即答で「ビール!」。
えぇビール党でしたね,アナタ(^^;
そんな話をしていると,これまたなじみとなったバーテンダーの渡邊真弓さんが「ちょうど今日入荷したばかりの期間限定ビールがありますよ」とお薦めしてくれたビールが「アンカー・サマービール」でした。
・Anchor Summer Beer アンカー・サマービール
アンカー・サマービールは、現代で最初のアメリカの小麦ビール,モルトの50%以上に小麦麦芽を使用することにより,クリーンな風味が香り立つオールモルトビールです。一口飲ませてもらいましたが,確かに小麦独特の味わい。
伝統的な上面発酵で1984年の夏より醸造されています。
実にさっぱりとしていてフルーティな味わいもありつつも,ドライな感じもあり。
いつもはスーパードライをグビグビ(笑)なカミサンも,美味しい!と。
麦とホップと水だけで作り出す,ビールの原点だそうです。
しかもこの「サマービール」の原料となる麦の半分以上が小麦とのことで,それがこのまろやかなさっぱりとした味わいに繋がっているそうです。
そして,この期間限定「サマービール」専用のグラスに注がれているんですね。
Bar DOVECOTには,他にもいくつか外国の地ビールが置いてあるのですが,それぞれに専用の「美味しく飲める」形をしたグラスが用意してあるそうです。
・・・と,そんなハナシをしながら,もうすっかりバーテンダーさんと打ち解けているカミサン。
バーテンダーの渡邊真弓さん。流石です。
この知的美人な渡邊さんの存在も,このDOVECOTがお気に入りな理由の一つだったりします(^^ゞ
ワタシは最初の一杯はハイボールでしたが,次の一杯は・・・とメニューブックをめくっていると,マスターの秋山さんが「これはいかがでしょう?」と指し示した先が・・・
イチローズ・モルトのカードシリーズでした。
そういえば,先日[N]ネタフルのコグレさんと飲みに来たときにときに「これが埼玉生まれのシングルモルト!」と絶賛していましたっけ。
マスターもよくご存知という肥土伊知郎さんが,いかに苦労してこのモルトを作ったのか。
お酒の専門誌に掲載されている伊知郎さんのインタビュー記事まで出してきていただいて,ワタシも一丁前に質問なんかしちゃったりして,お酒を通してのおしゃべりを楽しませていただきました。
イチローズ・モルトの写真を撮ることすら忘れていましたよ!?
経験したものをすぐに写真に撮りたがるのは,ブロガーの性(さが)ですね・・・(^^;
おしゃべりに夢中になって,実際に飲んだカードシリーズの銘柄をメモするのを忘れました。
痛恨の一撃。
ということで,ワタシたちのようなお酒&BAR初心者でも,十分に楽しめる気さくなBARです。
外観で敷居が高いと思ってはイケマセン。
帰り際にマスターの秋山さんに「今日は何かの記念日ですか?」と聞かれました。
単に映画の試写会に行った帰りなのですが,子供を自宅において久しぶりにカミサンと二人きりでデートしたんですよ,これも記念ですよ!なんて事をしゃべってたそうですよ,ワタシ(^^ゞ
「そうです」というのも,結構酔っ払っていましたからねぇ・・・
とても上機嫌だったんだと思います。
「Bar DOVECOT」,えぇまた行きますとも!
バー ダブコット
048-833-0234
営業時間 18:00~01:00(0:30 LastOrder)
日曜祝日休業
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■関連エントリ
・「ハイボールナイト by サントリー」に行ってきました
・レベルストック@浦和(ショットバー)
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・幼稚園の60周年記念と沖縄料理「あじと」
この記事へのコメント
天のがわ
奥さんと楽しく水入らずでデート。。(*^^*)
良かったですねぇ~~~♪
念願がかないましたね!w
夫婦になって子供も生まれると・・。
そういう2人の水入らずの時間って
本当になくなってしまう感じだし・・。(・・;
私も相方を誘ってどこか行って見たくなっちゃった。(^^*
って・・ お互いそういう意識を持たないと
誘ってもなかなか難しいけどねぇ・・。(^^;;)ヾ
ピッコロ
地元のBar巡りなんて素敵。オーセンティックバーっていちげんでは、入りにくいので、案内人がいるといいですよね。
そして、私もイチローズ・モルトがとても気になっていたのですが、まだ飲んでいないのですよ!!!いいなぁ~。
マキパパ
夫婦水入らず,これがなかなか出来ないんですよね。
子供たちも大きくなってきたとはいえ,まだまだパパ!ママ!!ですから(^^;
なので,チャンスがあればカミサンを誘うようにしているのですが・・・
確かに,お互いそういう意識を持たないと難しいんです。
今回はそういう意味でも,良いきっかけだったと思います。
これを気に,もっと連れ出してあげたいなぁと。
マキパパ
地元にBARって,こんなにあるものなんだなと。
確かにそういえば看板は見たことがあるような・・・ということもあるのですが,やはり入る気になったのは,そして入れるようになったのはここ最近です。
これもピッコロさんをはじめ,素晴らしい案内人がいらっしゃればこそ。
本当にありがとうございます。
イチローズモルト,こちらも楽しみです(^^)/