Start Mac体験モニターを通してiMac 20"を試用するにあたり,やりたかった事の一つに「iPodをiMacのiTunesで管理する」という事がありまして。
つまり,WindowsのiTunesデータをMacに移行するという事です。
2004年初めにiPod 3G(第三世代)を購入して以来,ずっとWindows+iTunesで使ってきており,全く不具合も問題もありませんでしたが。
せっかくのiPod。せっかくのiMac。
両方ともその背中にはアップルのマーク。
アップル(iPod)にはアップル(iMac)を!
そんな訳であまり深い理由は無いのですが(笑),iTunesの環境移行をしましたのでモニターレポートをエントリしたいと思います。
ちなみにiTunes 7以降では,ライブラリやプレイリスト,★のレーティングや再生回数などなどを2つの方法で移行することができます。
・DVDやCDにバックアップして移行でも今回は,PC-Mac間で直接データをコピーする方法で行ないました。
・iPodのディスクモードを使って移行
実は過去に,Windows間でこの方法でiTunesの環境移行を行なった事があり,非常に簡単だったもので・・・(^^ゞ
愛機ThinkPad X31(ノート)から母艦Gateway(デスクトップ)にiTunesを環境移行した際は,
(1) 楽曲やPodcastなどの音源データの2つをPC間でコピーした覚えがあります。
(2) ライブラリデータ
今回はさらに,
(3) 「WindowsとMac」という,OSやファイルシステムの違いも気になるところです。
そのあたりを踏まえて,NETでいろいろと検索。
そして実際にiTunes環境の移行作業。
・・・結論。
実に簡単でした!!
移行で行なった作業は,Windows側のマイドキュメントフォルダ内にある ;
・「\My Music\iTunes」フォルダにある各データ
を,Mac側の;
・「(ユーザー)/ミュージック/iTunes/」フォルダ
にコピーするだけ。
そう,これだけ!(^^ゞ
参考までに,今回行なったマシンとOSは次の通りです。
・Windows : Gateway 5020j (Windows Vista RC1)
・Mac : iMac 20" (Mac OS X 10.4.8)
(Windows XPでも同様に設定できるはず)
具体的な移動データはどれかといいますと・・・
・ 移動元データのあるフォルダ
\(ユーザー名)\My Documents\My Music\iTunes\
・ 移動するデータ
1) 「 iTunes Music 」フォルダ内にある音源データ全て
2) 「 iTunes Library.itl 」 (ライブラリ情報ファイル)
3) 「 iTunes Music Library.xml 」 (ライブラリ情報ファイル)

このデータをMacの「(ユーザー)/ミュージック/iTunes/」フォルダにコピーします。

コピーする際のポイントは2つあります。
・ Mac(移動先)のこのフォルダには,既に「 iTunes Library 」「 iTunes Music Library.xml 」ファイルが存在するので,とりあえず他のフォルダに移動しておく(コピーではなく)Windowsの「 iTunes Library.itl 」ファイルは,Macでは「 iTunes Library 」と拡張子がついてないファイルなのですが,とりあえずWindowsからそのままコピーした「~.itl」ファイルをそのまま使って問題ないようです。
・ Windows(移動元)のiTunesより,[詳細設定]>[ライブラリを統合]を実行して全ての音源データを「iTunes Music」に集めておく
ちなみに(3)で心配したOSやファイルシステムによる違いは全くありませんでした。
以前のエントリ「[Start Mac #04] 簡単!Windowsとのファイル共有」でも書きましたが,Mac OS XはホントにWindowsと親和性が高く。
特に意識せずに,そのままファイルをWindowsからMacにコピーするだけでした。
これだけで,iTunesのお気に入りのプレイリストや再生回数,★マーク情報やPodcastの登録情報など,必要なデータが全て引き継がれます!!
ライブラリファイルの「~.itl」や「~.xml」データがどのような作りかは分かりませんが,何ともはや簡単な事ですね~。
唯一,過去のWindows間の環境移行で発生しなかった作業が。
移行後にiTunesを起動すると,一部音源データに文字化けが発生していました。
Macが対応している,ユニコードに発端がありそうです。

文字化けしているときは対象ファイルを右クリック(Macでも右クリックが使えるんですよね~),[ID3タグを変換]を選び[文字列を変換]にチェック,一番上の「ASCIIからISO Latin-1へ」を選ぶ事で,文字化けが解消されました。
この状態で,iPod 3GをMacにつなぎ・・・
いえいえ,せっかくですからiPodのフォーマットもWindows仕様(FAT32)からMac仕様(HFS+)に変えてしまいましょうと(^^ゞ
iPodの復元(工場出荷状態に戻す)をiTunesで行ないます。
それまでアップデータプログラムが別になっていましたが,iTunes 7からは一本化されたので,分かりやすいですね。
またWindows(移動元)のiTunesはもう使わないでしょうから,[詳細設定]>[コンピュータの認証を解除]を行います。

iTunesでは,購入した楽曲などは5台までの再生が認められていますが,この「認証解除」を行って移動元の環境で再生できないようにすると,再生可能な台数を減らさないまま移動できるという訳です。
という事で,あらためてMac仕様になったiPod 3GをiMac 20"に接続。
無事に認識,同期化,移行が完了しました!!
ようやくMacにつながったね。
「おかえり,iPod」。
「おかえり,iPod」。
お祝いに?iTunes Storeから楽曲を購入しちゃったりして(^^ゞ
購入したのはThe Rolling Stonesの「She's a Rainbow」。
初代iMacのCMで使われていた曲です。
カラフルで華やかなスケルトンボディの初代iMacが,この曲にあわせてクルクル踊る,なんともインパクトのあるCMでした。
PCが初めて(特に女性)という方がカワイイ!と見た目やイメージで購入し,モノ作りの世界でもスケルトンブームを巻き起こしたのは有名なハナシ。
最新のiMacで再生してあげます(笑)
ちなみにこのiPod 3Gは,ライトアップ時にじんわりと赤く光るギミックがお気に入りです。
既に一度iPodバッテリ交換プログラムでオーバーホール交換していますが,これからも大事に使っていきたい1台ですね。
(そりゃもちろんビデオ対応のiPod 5Gも欲しいけど(^^;(^^;(^^;)


この記事へのコメント
けんぽ
文字コードの違いも今は結構簡単に習性できるみたいだし。
私も一昔前は「なんとかcafe」とか言う大人の翼使いの掲示板でお世話になったものです。^^
個人的にはiPodのフォーマットはWin仕様のほうがデータ共有できるかな~、
とか思ってしまいます。
Mac側が許してくれるかは私にはワカリマセンが^^;
マキパパ
WinとMacの接続は本当に簡単。
昔の苦労話もいろいろな方に聞きましたが,良い時代にMacに入門できたようです(^^ゞ
なんとかcafeは,未だに健在です。
メンテナンスゼロですが(^^;
iPodのフォーマットは,もうあえてMac仕様です。
外付けディスクは別にありますので,あえてiPodでそういう使い方はしないでしょうし・・・
ちなみにWinフォーマットのiPodでも,MacのiTunesはちゃんと認識していました。