・技師長が語る特別ワイナリーツアー (サントリー登美の丘ワイナリー)
ワイナリーの実際のつくり手の長である技師長とともに,自家ぶどう園や醸造施設,樽熟庫,瓶熟庫などの見学とテイスティングをお楽しみいただきます。技師長自らが,そのワインづくりにかける情熱やこだわりを参加者の方に直接語りかけ,当ワイナリーのワインづくりについて,より深くご理解いただける特別企画です。
発端は,地元友人[N]ネタフルのコグレさんからのお誘い。
他には,
・[モ]Modern Syntaxのモダシンさん
・Drift Diary12のdrikinさん
・dh memorandaのひらたさん
という,知る人ぞ知る錚錚(そうそう)たるメンバーです。
モダシンさんは,Start Mac体験モニターでもご一緒でした(^。^)
向かった先は,甲府にある「サントリー登美の丘ワイナリー」です。
新宿から特急で1時間半で甲府駅に着き,そこからバスで移動です。
ワタシ達の他に,NETでの募集から参加された方が15名ほど。
みなさん,ホントにワイン好きなんですねぇ!
・・・ちなみにワタシ,普段はカミサンともっぱらビールな人です(^^;
もちろんワインも飲みますが,どちからというとお祝いなど「特別な時」が多く。
なので,この後に続くワイナリー見学やワインについては,もう初心者の感想ですので(笑)
詳しい方がみたら当たり前かもしれませんが,素直に感動しちゃったワタシを右から左へ受け(以下ry
無料送迎バスで30分ほど,ワイナリー到着です
そこには,総面積150haに広がる一大葡萄園が!
最初に案内いただいた「見晴台園」が標高600mで,麓にある醸造所との高低差は200m!
そんな傾斜に富んだ地形に垣根方式で広がる葡萄畑が広がっていました。
しかも,ここは普段は一般公開していない場所だそうです。
このツアーのための特別な体験ですね(^^)/
この「垣根方式」の対となる栽培方法は「棚方式」というそうです
ぶどう狩りによくある棚方式(上を向いて両手を上げる)と違い・・・
垣根方式では足元に整然と一列に葡萄が並んでいます。
高さにして,だいたいひざの上から足の付け根くらい
収穫前で,とても美味しそうだった葡萄・・・
技師長から「取って食べてみてください」というOKが(^^ゞ
早速,手近なところにある房から,粒を一つつまみます。
ちょっと押すと,プチュッと果汁が出てきます
とても甘くて,これがワインになるかと思うと・・・
この後に控えているテイスティングセミナーが楽しみです!
今回同行いただいた技師長は,栽培技師長の渡辺さん。
ワイン醸造技術管理士である「エノログ」の資格をお持ちです
ワイン用の葡萄栽培には,一般に雨が少なく,日当たりが良く,一日の温度差が激しい気候が必要だそうです。
その条件がそろうことで,葡萄の糖度が上がるとか。
日本の平均降水量が1,700mmに対して,この地帯は平均1,100mmと少ないものの,世界の有名なワイナリー地帯に比べればまだまだ量が多いとの事。
なので,水はけの良い土壌を作り,垣根の上には覆いをしてと苦労も多いそうです。
また今年の夏は,記録的な猛暑であったり,台風が直撃したり。
その葡萄の木も,葉の量が理想的にまばらになるように剪定したりと苦労はたえません。
ワタシ達が案内された一帯は,今年から葡萄の房が出来はじめたところで,登美の丘ブランドのワインになれるかはこれからの評価になるそうな。
技師長がしきりに使っていた言葉,「健全な葡萄」。
この健全な状態を作り出すのにホント手間をかけているんですね。
以前,ワインの醸造所を見学した事はありましたが,今回の葡萄栽培がされているところから見るのは初めて。
とても貴重な経験でした。
ツアーだけに,百聞は一見にしかずという事で今回のエントリは写真が多いですね(^^;
drikinさんに影響を受けて,ワタシもFlickrに写真をアップしてみました。
・登美の丘ワイナリー SEP/2007
という事で,「後編」へ続きます。
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