ワインの製造工程を見学します。
・技師長が語る特別ワイナリーツアー (サントリー登美の丘ワイナリー)
この資料室のあと,工場エリアに入ります
「破砕・圧搾場」,「発酵室」,「瓶詰室」を経て,「樽熟庫」へ。
ここの中で樽詰めまたは瓶詰めされたワインたちが,じっくりと熟成されているわけです!
今回はセラーNO4(4番貯蔵庫)に入りました
入った瞬間に,みんな「寒い!!」。
それもそのはず,ゆっくりと熟成させるために,夏場は18度に室温を設定しているそうです。
9月半ばでなお残暑が続くお天気で汗ばんだ体から,一気に汗が引いていきました。
樽詰めされたワインが整然と並びます
うっすらとしたワインの香りに木の樽の香りが重なり,独特の香りが漂います。
数年に一度樽を詰め替えて,底にたまったワインのかすを捨てる作業もあるそうです。
さらに,その奥には「瓶熟庫」がありました。
まだワインラベルは貼られていません
ここで寝かされたワインが,最後には一緒に混ぜ合わされ,均一の味となって出荷されていくそうです。
で,いよいよ本日のメインイベント!
瓶詰室のさらに奥には,テイスティングセミナー会場があったのでした。
まるで中世の古城の一室のような・・・
隠れ家のような,とても趣のある一室です。
そこで繰り広げられるワインテイスティングのために,用意されていたのがこちら。
全部で6種類もありました!
左から,1~6の番号がふられているのが分かるかと思います。
今回用意されたのは,次の6銘柄です。
1.登美の丘2005(白・辛口)なんとまだ市販されていない(=非売品)の瓶熟品ワインもあるんです!
2.特別瓶熟品シャルドネ1992(白・辛口)
3.登美2004(白・辛口)
4.登美の丘2004(赤・フルボディ)
5.特別瓶熟品メルロ1999(赤・フルボディ)
6.登美2003(赤・フルボディ)
2.のシャルドネは,まだ製品化途中の段階だそうで,値段から発売予定からまだ未定。
5.のメルロは「紫玉台園1999」として,登美の丘ワイナリー限定で売り出すそうです
(720ml/¥5,267)
この一本一本を,技師長の渡辺さんが作成された年の状況を思い出したり,解説を入れつつ。
順番にテイスティングしていきます。
ひらたさんは,味なら5番,香りなら6番と言っていました。
ワタシも異議なし!
でもどちらかというと白ワインの方が好きなワタシ,一番の好みは3番でした。
テイスティングだというのに飲みすぎてしまいますね(^^;
普段はワインは開けても一本ですから,こんな形で飲み比べしたのも初めての体験。
実に美味しい,そして貴重な体験でした。
あらら,3番の登美2004は飲み干しています(笑)
でも実は,このあと本日最大の貴重な体験が待っていたんです・・・ フフ。
あっという間のワイナリーツアー。
最後は帰りのバスの時間までワイナリー内のショップでお土産タイムです。
今日という休みの日を,ワタシの興味に時間を使うことを快く?許してくれたカミサンに。
ワインを2本,お土産に購入しました。帰ったらご機嫌取らないと・・・(^^;
と,新宿から同行いただいているサントリーのスタッフの方に,ワタシ達5人が呼ばれまして。
なんと,あの「貴腐ワイン」のテイスティングをしてみませんかと!!
このショット「一杯」で¥2,100です(!)
貴腐ワインとは・・・
ボトリティス・シネレアという貴腐菌がつくことで葡萄の表面に無数の穴が開き,そこから余分な水分が蒸発し,糖度があがった葡萄をつかうので一般に甘口となる。そのため食後酒・デザートワインとして珍重される。とにかく珍しく,貴重なワインとのこと。
(Wikipediaより)
登美の丘ワイナリーでは,「登美ノーブル・ドール」として販売されています。
値段を見て夢を馳せましょう(笑)
味は,濃厚なジュース?いやワイン?すごく甘い。絶句。
濃厚で,コクがあり,かといってくどすぎず・・・
喉をゴクリと通ったときのあの美味しさ。
オドロキです。生まれて初めての体験です。
あぁん,こんなにスゴイの,ワタシ初めて・・・ (*^_^*)
モダシンさんは,一気に飲み干した後に貴腐ワインだったと気づかれたようで・・・(^^;
いえいえ美味しいものを一気にというのも,ある意味幸せなことですね。
ちなみに隣の棚には,こんな貴腐ワインも置いてありました。
登美ノーブル・ルージュ。値段をよく見てみましょう(!!)
「登美ノーブル・ルージュ」という貴腐ワイン。
このリンク先の説明を読んだだけでも,希少品で貴重なワインだということが分かります。
1976年に,その数177本しか瓶詰めされていないそうです。
ホント,ワインてば奥が深い。
でもそのストーリーや背景を知れば知るほど,同じワインでも違った印象になってくるから不思議です。
ちょっと固いイメージがあったワインが,何か身近に感じられるようになりました。
そんなこんなで,実に貴重な一日でした。
ええ,ワインというものを思いっきり見直しました。
この「技師長が語る特別ワイナリーツアー」は,11月までの土日期間限定です。
通常のワイナリー見学はいつでもやっていますが,技師長から直々にワインへの熱い思いが伝わってくるのは,ワイン好きにはたまらないことと思います。
2007年のスケジュールは・・・
9月15日(土)・22日(土)・29日(土)・30日(日)
10月13日(土)・14日(日)・20日(土)・21日(日)
11月17日(土)・18日(日)
参加費は一人¥2,000,毎回限定20名との事です。
NET先からも
貴重な体験,どうもありがとうございました!!
<2007.9.18追記>
技師長が語る特別ワイナリーツアー,11月分の行程の予約が今日から始まったのですが・・・
先ほど見ると,何と既に満席に!!やはり大人気なんですね~。
通常のワイナリーガイドツアーやテイスティングセミナーの受付は続いています。
そちらを利用するのも手ですね!
・・・とは言っても,あの気持ちの熱い(そしてステキな)技師長さんのお話は必聴です。
来年のスケジュールに期待しましょう!
■同行させていただいたメンバーのエントリ
・技師長が語る特別ワイナリーツアー (Drift Diary12)
・「登美の丘ワイナリー」特別ツアー参加レポート ([N]ネタフル)
・「登美の丘ワイナリー」ぶどう畑の見学 ([N]ネタフル)
・「登美の丘ワイナリー」醸造所の見学 ([N]ネタフル)
・「登美の丘ワイナリー」ワインの試飲 ([N]ネタフル)
・「登美の丘ワイナリー」貴腐ワインを試飲 ([N]ネタフル)
・「登美の丘ワイナリー」技師長と食事 ([N]ネタフル)
・秋の大人の遠足 - 「登美の丘ワイナリー」に行ってきました。 (Modern Syntax)
・技師長が語る特別な登美の丘ワイナリーツアーいってきました (dh memoranda)
みなさん,「貴腐ワイン」はやはり衝撃だったようですね(^。^)
この記事へのコメント
ほりぴ
私はワインは大好きだけど、実はあまり詳しくなくって…国産のワインってどうもはずれが多いような気がして、ついつい外国のを買ってしまうんだけど…
でもワイナリーツアーうらやましいな~ティスティング私もしたい。OLの頃、勝沼のワイナリーで友達とティスティングしまくって、かなり酔っぱらったことがなつかしいです。
BQ ( poor-webnote )
貴重な体験をされてますね。
個人的にはビールや日本酒よりもワインのほうが好きですね。
かと言って、1本〇〇万円みたいなワインは飲んだことありませんが…。
貴腐ワイン、飲んでみたいですねー(^^
さて、私事で恐縮ですが新しいブログを立ち上げました。
名前に新しいブログURLをリンクしておきます。宜しければ遊びに来て下さい。
このブログもリンクに追加させて頂きました!
マキパパ
いえ,コーヒーはともかく・・・
ワインはホント初心者なんです(^^;
でも今回のツアーは,そんなワタシにもワインへの興味を大いに引き出してくれました。
何か一歩足を踏み入れたような,そんな感じです(笑)
外国のもブランドはそれは深いものがあると思いますが,国産だって頑張っている。
その頑張っているストーリーをこういったワイナリーなどで知ると,また見方も違ってくるのかなと・・・
やはり足を一歩踏み入れましたね,ワタシ(^^;
マキパパ
貴腐ワインは,実にスゴイです。
もう子供のように「スゴイ」を連発するしかないのがもどかしい(^^;
NETで探すと,貴腐ワインにもそこそこお値ごろのがありますが,そういったものとも飲み比べてみたいなと思います。
新しいblog開設,おめでとうございます~!
早速伺わせていただきますね(^^)/
けんぽ
実はよく解からないものを頂いた事があります。
最初は「みりん!?」とか思いましたが、あっさり飲み干してしまいました。
今では全然呑めません。というか存在自体を忘れていました。
そうですか。4台分ですか。
東京グルメ散策日記(ピッコロ)
先日は、有難うございました。
あっという間にブログを書かれて、そのスピードにビックリです。
今後ともよろしくお願い致します。
マキパパ
みりん?ワイン?
語呂は似てますけど,何だったんでしょうね~?
けんぽさんも,貴腐ワインを飲む機会がありましたら,ハニーさんとぜひぜひ。
・・・確かに,4台分ですね(笑)
マキパパ
いらっしゃいませ!
そして,先日は貴重な体験をありがとうございました。
とりあえず一気に記事にしてしまった感がありますので,後から訂正をしております(^^;
そうそう,drikinさんに倣ってFlickrにアルバムをアップしてみました。
ワインが身近に感じられるようになった,今回のツアー。
ぜひカミサンも連れて行ってあげようと思いました。
こちらこそよろしくお願いします。
このblogも,どうぞまた起こしください(^^)/